多くの現場まで発生するシーリング工事。
これは外壁同士の木目やサッシの隙間を埋める工事です。
建物を施工する段階でゴム状の素材を充填して埋められているのですが、経年劣化によってそのゴムはだんだんと収縮していきます。
そうすると外壁材のつなぎ目部分から雨水が浸入し、下地部分まで染みてしまう可能性があります。
これを回避するには、一度ゴム状のシーリング材を剥がして、新たに塗布する方法が一番有効です。
シーリング材をはがすときはバスコークカッターという特殊なカッターを使って剥がしてきます。
ちょっとスコップのような先端が細長くなっているカッターで、溝を掘るのに向いています。
そしてある程度、剥がれたら手で引っ張って取り除きます。
もし接着が強くて剥がれにくい場合は、ラジオペンチなどを使って引っ張ると剥がれやすくなります。
そしてちょっと外壁部分に残ってしまったコーキングはスクレーパーというコテのような掘る工具がありますので、それを使って剥がしていきます。
シーリング剤は経年劣化によってどうしても収縮してしまいますので、それはしょうがありません。
10年を目安に一度交換が発生します。
戸建住宅、アパート、マンション等どんな建物でもシーリング工事が発生しますので、これは絶対に覚えておくべき工事です。
2021.06.18