一概に防水工事といってもいろんなタイプがあります。今回は、防水工事にはどのようなものがあるのか解説していきたいと思います。
・ウレタン防水
ウレタン防水の特徴は、下地の形状になじみやすく、水密性が高い連続被膜が得られるという事です。ウレタンは形がないため、施行する場所の形状が複雑であっても防水工事が行えます。また、工事としても材料を塗るという工程だけなので、工期も短くコストもかかりません。廃材も出ないため環境にも優しい防水工事です。
・FRP防水
FRP防水の特徴は、耐水・耐食・対候性に優れている点です。ガラス繊維で補強されているため、軽量ですが強靭なつくりになっています。通常の防水工事は施行面に保護を行い、防水効果が長引くようにしなければいけないのですが、FRP防水はそのような保護層が必要なく、建物自体を軽くすることができます。
・シート防水
シート防水には、ゴムシート防水と塩ビシート防水があります。シートを接着剤で貼るだけなので施工性に優れています。複雑な形状や狭い場所であっても利用できます。紫外線、熱、オゾンに優れた耐久性を持っており、屋根や外装の塗装に用いられることが多いです。シート防水は、シートを隙間なく貼る技術が必要なため、施行者の技術が求められます。
2018.02.20