お知らせ

アスファルト系防水層・3つの工法について

現在採用されている一般的な防水層は、使用する材料によって次の7種類に分類することができます。


① アスファルト系防水層

② 合成ゴム系防水層

③ 塩化ビニル樹脂系防水層

④ ポリオレフィン樹脂系防水層

⑤ エチレン酢酸ビニル樹脂系防水層

⑥ ウレタンゴム系防水層

⑦ FRP系防水層

 


今回は、「①アスファルト系防水層」の3つの工法を見ていくことにしましょう。

アスファルト系防水層は、その名のとおりアスファルト系の材料を用いて
防水層を作りますが、「熱工法」、「トーチ工法」、「常温工法」があります。


【熱工法】(密着工法・絶縁工法・機械的固定工法)
溶融した防水工事用アスファルトで、2~4枚のルーフィング類を積層して防水層を作っていきます。
施工には、最低限の次のような条件があります。

・下地面が平坦なこと
・下地面はよく乾燥していること
・露出仕上げの場合は、下地内部に含有水分がないこと


【トーチ工法】(密着工法・絶縁工法・機械的固定工法)
厚さ3.0~4.0㎜程度の改質アスファルトシート1,2枚を、トーチバーナーであぶって
溶かしながら張りつけて防水層を作ります。
施工には、最低限次のような条件があります。

・下地面が平坦なこと
・下地面はよく乾燥していること
・露出仕上げの場合は、下地内部に含有水分がないこと

ここまでは、熱工法と同じですが、それに加え下地はとーつバーナーの火力
約1000℃にじゅうぶん耐えるものでなければなりません。


【常温工法】
粘着付きのルーフィングあるいはゴムアスファルト系の液状材料などを用いて防水層を作ります。
常温工法は、さらに次のような種類に分かれます。

a. 粘着層つきのルーフィング類で作る防水層(接着工法・絶縁工法)
粘着層を付着させた改質アスファルトルーフィング類1~2枚を張りつけて防水層を作ります。

b. 液状のゴムアスファルトとルーフィング類で作る防水層(密着工法)
改質アスファルトルーフィング1~2枚を液状のゴムアスファルトで張り付けて防水層を作ります。

c. 液状のゴムアスファルトで作り防水層(密着工法)
液状のゴムアスファルトを塗りつけながら、補強材を張りつけてさらに液状のゴムアスファルトを所定の厚さに塗り付けて防水層を作っていきます。


常温工法の施工も、最低限次のような条件があります。

・下地面が平坦であること
・下地面がよく乾燥していること



大阪狭山の大成工業では、シーリング、塗膜防水、FRP防水、ウレタン防水、シート防水、屋根・外壁塗装に関する業務をさせて頂いております。
現在、一緒にお仕事をして頂ける技術者の方の求人を大募集しております。ご興味のある方は是非お問い合わせください。

詳しくはこちらよりお問い合わせください。

2020.08.20

pagetop