塗膜防水は、液状の樹脂や合成ゴムを下地に塗布、または吹付機によって施工し、維目の内防水層を形成します。塗膜防水は密着性があるため割れにくく、塗り直しもできるためメンテナンスがしやすいという特徴があります。メーカーによっては、ガラス繊維を入れて強度を増したりする工法もあります。
塗膜防水には大きくウレタン防水とFRP防水があります。
ウレタン防水は、現在日本国内で行われている防水工事の約半数を占める工法になります。軽量で比較的安い材料であるため、施工しやすくコストもかかりません。一方で施工しやすいため比較的経験のない業者でも業務を行なっている可能性が高い工法です。
ウレタン防水は2回から3回重ね塗りを行わなければいけないものなのですが、最後のトップコートを塗ってしまえば中の防水層がわからなくなるため手抜き工事を見破ることができません。そのため信頼できる業者に依頼することをおすすめします。
FRP防水はガラス繊維強化プラスチックを活用しており、耐水性、耐候性に優れた防水層を形成することができます。また硬化するまで時間がかからないため、工事期間を短縮できるというメリットもあります。
2018.12.20